いきもの

髑髏の蛾

うちの裏庭に顔の模様の蛾がおちていると家族の人がいう。昨日から落ちてるという。みてみたらこれ。たぶんメンガタスズメ。さいしょに見たときはクロメンガタスズメかと思ったけれど、ウェブサイト「みんなで作る日本産蛾類図鑑」のAcherontiaのページをみ…

白花のキツネノマゴ

以前、紫花の植物の白花品のことを書いた(2013年5月9日「白いタツナミソウ」)。 そのときに、「タツナミソウ以外では,ハルリンドウ,アキノタムラソウ,ハマゴウの白花変異をみたことがある.それからキツネノマゴもみたことあったような記憶があるんだけ…

短く刈り込まれた畦畔に、ヒガンバナだけが伸びあがっている。草刈りのあとで、一気に伸びたようだ。 家の近所にこのような気持ちよい場所があるのがとてもうれしい。 農家の方が急勾配の畦をカブに乗って登ってきた。刈り草を集めて燃やしている。 カブと煙…

ウチワサボテンの仲間

海浜にときどきウチワサボテンが生えている。以下の写真は、いずれも南あわじの同一の海浜で、2007年、2013年、2015年のものである。2013年と2015年の写真は、葉っぱの構成から同一個体と思われる。今日、友人数名とメールでウチワサボテン談義に花がさいた…

クビボソゴミムシ

先日、家族の一人が家の中で床に膝をついたところ、脛のあたりに強烈な熱さを感じたらしい。数秒のうちに熱さが増していったという。そばにこのゴミムシがいた。どうやらゴミムシにガス噴射をされたようだ。いそいで風呂場で患部を洗ったが、すでに水ぶくれ…

アケビコノハの眼状紋

8月21日に学生がアケビコノハのイモムシをみつけてうれしそうに持ってきた。 あんまりかわいいので研究室で育てることにした。 まいにちアケビをとってきて与えていると、イモムシはどんどん大きくなって、体の地色が明るい色合いになってきた。 この子の威…

ノカンゾウ

道端,ため池の堤にノカンゾウが咲いていた.野生のヘメロカリス.なんだかとても夏らしくてきれい. かつて滋賀県に住んでいたころは身近なところにあるHemerocallisは八重咲きのヤブカンゾウばっかりで,ノカンゾウをみたことがなかった.それでノカンゾウ…

オオシモフリスズメ

授業で出かけた神戸市立森林植物園にて,キササゲの枝にいたオオシモフリスズメ(たぶん)を学生がみつけた.葉の色や形にうまくとけこんでいる.10cmを超える巨大イモムシ.スズメガの幼虫としては日本最大級の種らしい. 捕まえようとしたら,突然はげしい…

ホタル

学生11名とともにホタルを見に行った.18時30分に学校を出発.道中ホタルブクロを採集しながら現地には19時すぎに到着.まだ明るいので周辺の農地と川を観察したりして暗くなるのを待つ.棚田にかこまれた小川を臨む道路.川面は隣接する水田よりも2mほど低…

しゃちほこ

イモムシは魅力的だ.イモムシハンドブックをぱらぱらと見ているうちに,いつか会ってみたいアコガレのイモムシがいくつかできてきた.アコガレイモムシのひとつはシャチホコガの幼虫.夕刻,ナガバモミジイチゴの葉をたべていたシャチホコガ(同属の別種か…

マテガイとマッチョゲ

市の国際交流事業(?)に協力し,ホストファミリーとして,韓国からの研修生を受け入れた.韓国からの参加者は日本に10日間ほど滞在し,関東と関西のあちこちを移動するプログラムで,このうち淡路島でのホームステイは2泊3日.間の1日はホストファミリーと…

ヒメボタル

明日の授業準備が終わってなかったので,かなり残業をしてなんとかできあがった.もう深夜.駐車場に明かりはなく真っ暗.ほとんど何も見えない暗闇の中で自分のカブを探して歩いていると,ちらちらと明かりが見えた.ヒメボタルだ.今年初めて.それに駐車…

ミゾゴイ

日が沈んだけどまだ空が薄明るい時間帯,窓を開けてトイレ掃除をしていたら裏手の山からポー・ポー・ポーという鳴き声が聞こえてきた.ミゾゴイだ.この声を聴くのは2回目. 前はたしか赴任したての2007年の春.勤務先の林で聞いた.おなじような日没直後の…

草刈り

土曜日に休日出勤をしたので代休を取ってまだ使えていない2枚の畑の手入れをする.昨年は1枚はクズのヤブ,もう1枚はネザサのヤブだったが,いまはどちらもセイタカアワダチソウが優占. この畑では,昨年の夏から冬にかけて何度か草刈りや低木の伐採を繰…

いろんなたね展

実習林からもどってきた1年生がいろんなたね展を見に来た.テーブル1つだけの展示だけれど盛況である.うれしいかぎり.

現場検証

朝,明るくなったのでサンバーを見直してみた.バンパーだけでなく,前部ボディパネル,左前ドア,左サイドシルがへこんでいた.前ホイール,左後ドアには5cmくらいの獣毛が何本も付着.また,左側面全体に泥しぶきがついていた.おそらく,泥浴びをしたあと…

こりじょん2

帰宅途中,山林を縫う道をスバルサンバーで走っていた.見通しのない左カーブで,路肩の藪から突然なにかが目の前に飛び出してきた.車のまさに直前にとびだしてきたのでよけることも減速することもできなかった.左ヘッドライトに照らされた明るい茶色の獣…

分蜂,たね展

夕刻,研究室のタネ標本を学生oqさんがみたことないというからそれを引っ張り出してみてもらったら,いたく心を動かされた様子. 「こんなにいろいろあるなら展示会しましょうよ」という. 「いや,そんなんするほど種数はないねん」 「えー.こんだけあっ…

但馬エクスカーション(加保坂・ミズバショウ自生地)

養父市加保坂のミズバショウ自生地へ移動.蛇紋岩地帯.周囲をアカマツ林に囲まれた小さな湿地に遺存する隔離分布のミズバショウ.1975年にここが発見されるまでのミズバショウ分布西限は福井県勝山,南限は岐阜県蛭ヶ野だった.160?の隔離分布.湿地は全体…

但馬エクスカーション(大笹・ザゼンソウ自生地)

菜種梅雨.あめばっかりだった週の週末.フォローアップ科目(他分野から入学した人向けの科目)で但馬エクスカーション.毎年行ってるコース.ラジオは荒天を予報し,実際,往路の途中までは激しく降っていたが,バスのカーテンにてるてるぼうずをぶら下げ…

こばみつ

コバノミツバツツジがあっちでもこっちでも全力で開花している.

春のきのこ

研究室所属学生oqさんが見つけて教えてくれた.キノコ写真フォルダに入ってるアミガサタケ属の写真はすべて4月に撮影されていた.春を感じる.「山渓フィールドブックス10きのこ」で絵合わせ同定を試みたが,トガリアミガサタケかオオトガリアミガサタケか…

ヤマザクラ

今年のヤマザクラは遅い個体と早い個体の差があまりないように見える。3月のおわりに突然あたたかく(暑く)なったことと関係があるのかも。淡路島の里山では、この時期、ヤマザクラがとてもきれい。山裾では植栽されたソメイヨシノがまぎれているかもしれな…

アトリ

昼休みにキャンパスの日本庭園を歩いていたら見慣れない鳥がいた。アトリだった。飛び去る後姿では腰の白がよく目立っていた。枝にとまってるのに近づいてみたらお腹の白もよく目立っていた。アトリは茶色の鳥のイメージだったけどよくみると白が目立つ鳥だ…

セルフエクスカーション

勉強のため,セルフエクスカーション.帝釈峡. 昨日までのTシャツですごせるほどの暖かさから一転して,ちょっと冷え込む日. 石灰岩地は楽しくて,はじめての植物にいくつも出会えた.木本ヲタのS村さんやG.U.B.さんは,葉っぱのないほそい枝をながめて盛…

空気はつめたいが日差しの暖かい日.昼頃,学校の回りでウグイスのさえずりが聞こえてきた.さえずりといっても練習しはじめのへたっぴなさえずり.そういえば先週末にはホオジロも練習をはじめていた.

ニホンアカガエル産卵

昨日まで,1週間ほど暖かい日がつづいていた.3月かと思わせるほどの陽気だった.これはもう夜に湿り気さえあればあいつらくるぞと予想していた.昨夜,雨が降った.学内のいつもニホンアカガエルが産卵に来る日本庭園の水路に夜9時頃に見に行ったがまだ来…

散歩

昨年の元日に散歩した場所へ今年も行く.たぶんイヌセンブリと思われるセンブリ属が今年も開花していた.この寒いのに.っていっても,今年の正月はちょっと暖かいな.昨年みた湧き水がなぜか湧いていなかった.しかし,全体にほとんどかわらない風景.昨年…

科博の恐竜に興奮

有給休暇で上野.国立科学博物館にはじめて行った.「大恐竜展-ゴビ砂漠の脅威」を見る.ゴビ沙漠では,白亜紀の恐竜がまるで数ヶ月前に死んだ生き物のようにとてもきれいなカタチで出てくるようだ.卵や生まれたての幼体から,見上げんばかりの成体まで,さ…

SKY591浪漫飛行

去る11月22日,調査のために沖縄県の某島へ.スカイマーク591便,神戸発那覇行き.機材はスカイマークではおなじみのB737-800.座席は右舷窓側9H.真新しい機体で窓にキズや汚れがまったくなかった.とても天気がよくて景色をめいっぱい楽しめた.僕はここ数…