研究・調査

起伏のない緩斜面の林を歩く

うけもち学生tkmtさんの調査で、ある集落の裏山を歩いた。できるかぎり広範囲を踏査することとしている。里道や山道がのこっているところはそこを歩く。道のないところも地形図をみながら行く。幸いなことに1:5000の詳細な地形図があり、主曲線が2m間隔なの…

葉っぱのサンプリング

上司の知り合いから頼まれていた葉っぱのサンプリング。なかなか時間があかなかったり、行けそうな日は雨だったりで、今日ようやく行けた。上司からは、ほかの調査のついでにやっといてと言われていたが、依頼内容を詳しくみたら「ついで」のレベルではなか…

ハーバリウムとRHSカラーチャート

先週木曜の2限は,イギリスとアメリカでの計8か月間の庭園管理の研修からもどってきた研修生の報告会があった.その中で,アメリカのロングウッドガーデンのハーバリウムでの写真があった.その写真は,さく葉標本を手にしたハーバリウムスタッフがカラーチ…

農地の放棄の記録

僕がこの島に住んで7年.この間にもどんどん放棄農地が増えている.2〜3年前に学生といっしょに調査した畦がもうヤブになっていたりする.この凄いイキオイですすむ放棄の状況を記録しておけばよかったと思うが,なかなかそういった調査も大変だ. 今日,…

蝶の楽園

昨日のプロットはさておき,別の対照区を見つけておきたいということで,地形図で狙いを付けた場所まで,沢すじを遡上して歩く.ぬかるみにネコっぽい足跡があったが,もしや. GPSのサポートを得て無事にねらった場所に到着.対照区にふさわしいサイトをみ…

見通しはいつも甘い

調査地に向かう途中,3月にみた珍しい植物を再訪.結実していた. 先月調査したプロットをめぐり,取りこぼしたデータをとる.プロットに複数回通うと,その環境をみて新たな気づきが得られることもある. 12月の西表は暑くない.Tシャツ+薄手の長袖シャツ…

風倒木玉切り隊

植生調査.ターゲットとしている木本の倒木があった.根本付近を玉切りして断面を観察したいがノコギリがない.次に来るときまで腐らずに残っててほしい. 用水路にきれいな模様のカノコガイの仲間.ここ純淡水だと思うんだけど,そういうとこに住む種類もあ…

石垣島直行便

神戸空港から石垣へ,スカイマークの朝7:30発の直行便で飛ぶ.この便をつかえば昼には西表島に上陸できる.ものすごく便利な便だけど,平日だからかガラガラに空いてた.廃止されないことを祈りたい.

おそい

学内紀要に資料の原稿を出すつもりだったが立てこんできたからやめるかもといったら,紀要編集委員の方にそれは困る許さないといわれて,じゃあやっぱり書きますといってからちょっと時間がかかったがともかく提出した.内容はちょっとゆるしてくださいレベ…

島の南の砂丘にて

ちょっとしたアイディアがあって,さっさとやったほうがいいということで,島の南の砂丘に調査にいってきた.ターゲットの植物が5種類ほどあるうちの1種類はもう個体によっては完全に落葉してたからさがすのに手間取ったが,それでも思ったよりたくさんみつ…

おもちゃやさん

おお.ここわかりやすい.メモっとこう. 有限会社山口商店ホームページ内,小物測量機材 http://www.ys2000.net/se/com/

はげ山ふたたび

午前中は,この夏に訪れたはげ山を再訪.夏に花期でなかった植物をみるためだ.フロラ調査を実施. ウンヌケ,ウンヌケモドキなどがちょうど花期〜果期でフィーバー.これらの見わけを検討している最中にありえない間違いを僕が犯して同行のメンバーを混乱の…

淡路島一の宮の社叢

夏に伊弉諾神宮でフロラと植生を調べたので,その結果を学内紀要に資料として提出するためにまとめている.現在の社叢は林高22m程度で,胸高直径約80cmのイヌマキや同約65cmのスダジイやクスノキなどが林冠層をつくっている.みたところりっぱな照葉樹林だ.…

書けない日

学内締め切りにどうにか間に合わせてカタチだけは提出してアリバイをつくったが,こういうやりかたは結局だれかに迷惑をかけることになるのでそれを思うと申し訳なくてほんとすみません.次回はちゃんと準備をして当てる気でいどもう.日頃からほかのファン…

売り切れ?

測量してきた座標データをざっと立体的に見てみたくて,3次元の散布図をつくろうと思った.エクセルでは3次元散布図は書けないと知り,Rコマンダーを使うことにしてインストールした.さて書くぞ.グラフメニューから3次元グラフを選ぼうとするがメニュー…

青森4日目

帰る日。 1か月前から飛行機は満席でとれなかった。新幹線で帰ることにする。途中、東京で一泊かと思ってたが、3時の新幹線にのればこの日のうちに淡路まで帰れることが判明。 N松さんS木さんOさんと僕、4人で下北半島を南下。 下北半島は地形図をみると沼だ…

青森3日目

昨日と同じ某砂丘で調査。 よいフィールドにでかけるといろいろと勉強になることが多い。 なんとか調査を終えて、むつ市のホテルにもどる。むつ市ではなにやらお祭りで、山車がでてる。今夜も懇親会。 フィールドの詳細は、問題がなければ後日ここに書き直す…

青森2日目

朝から某砂丘へ調査に。 某砂丘のことをここに書いていいかどうかがわからない。首謀者M島さんに許可を得て、問題なければ、後日ここを書き換えることにする。 ともかく広大な砂丘で、1996年にも見ようとして断念した場所。 まずは全体をざっくりとみて、1…

青森1日目(移動日)

下北半島の砂丘へ調査にいく。 今日は移動日。伊丹空港でS木さんF原さんと合流。ともに10:55のJALで三沢へ。機材はエンブラエルE-170。窓際が空いてなかった。とても残念。 三沢ではOさんと合流の予定。Oさん合流までに2時間ほどあるので種差海岸へ行ってみ…

世界の社叢から

島内の神社の杜でフロラ調査。勤務先の下の階の教員の方からのご依頼にて。 樹高20mを超えてそうなスダジイの森。同じくらいのサイズのイヌマキも多数。ムクノキの大木も多かった。高木・亜高木層に達していたものは、ほかにはカゴノキなど。低木層に目立っ…

越の国で日に焼ける

調査2日目.強気で行ったので,台風もどっかいったし,雨なんかふらない.じりじりと暑くて,日差しが痛いという体験をひさしぶりにした.こういうところでは,薄手の長袖がいいな.Tシャツだったので紫外線がグラスファイバーのようにちくちくと指した. …

越の国の海岸で植生調査

分布域が局所的・隔離的な変わった植物を対象として調査.点々としか分布しないのに,その点の中ではハビタットがやたらと多様.ナゾが深まる.

業務日誌

2限はゼミ。となりの研究室の学生の発表がおもしろくなってきている。いいぞ、もっとやれ、その調子! 午後は、翌日の演習科目の準備。 夕刻から、書きかけの論文のための文献検索。海岸植生への人為インパクトに関する文献を探して、とりあえずアブストを読…

海岸で調査

朝から海岸崖地で植生調査。 ポケットビーチは浸食傾向が顕著.砂丘が削り取られた浸食崖の高さや,砂に埋まっていたであろう大きな岩の汚損の具合から、砂丘(or浜堤)表面の地盤高は数十センチから1メートルくらい下がってる感じ。砂丘または浜堤にはつね…

調査

寝坊。すみません。目覚ましとめたあと気絶していたらしい。朝は体調わろし。ヘパリーゼ飲むが逆効果。僕にあわない成分が入ってるんかも。 1年3カ月前に知り合ったばかりのすばらしいメンバーで、海岸レキ浜で植生ベルトトランセクト調査。漂着物ウォッチ…

海岸でエクスカーション?

調査は明日から。今日は海岸付近でエクスカーション。崖地の草原。アサツキ、アオウシノケグサ、メノマンネングサ、ナミキソウなど。 メノマンネングサがきれい 超きれい

コウボウムギの芽生え

群落最前線にはコウボウムギの芽生えが多数. 10年くらい前,コウボウムギの芽生えを継続的に観察したことがある.コウボウムギの芽生えは4月〜5月ごろは多く見られるが,梅雨入り前の暑く乾燥した時期にすべて枯死した. 砂質の海浜では地表付近の数センチ…

コウボウムギとノウサギ

島の南の海浜で植生調査. 葉先を切られたようなコウボウムギがあちこちにある.いったいなにこれ. もしかしたらウサギの食痕(囓り跡)ではなかろうか.あたりにはウサギのまるくてかわいい糞がたくさんおちているし,このハサミで切ったような切り口はい…

ゆるゆると前進

過年度学生の研究をちゃんと公表すべく論文としてとりまとめている.他人のつくったエクセルファイルは解読が大変で,そのめんどくささからなかなかやる気が出ずにいたが,今年の自分はひと味違うので,ゆっくりとではあるが進めている.また,例年,目の前…

ながもの

昨年,鹿児島の海岸の植生調査にいっしょに行った某博物館の方から植物の同定を頼まれた.その標本が昨日到着した.どうやら塩湿地のものであるらしい.標本点数は少ないけれど,イネ科とカヤツリグサ科のみ.楽しみ.植生調査の標本だから同定に不適な時期…