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APG覚書

クマツヅラ科のメンバーが大挙してシソ科に移動した.移動したものは,たとえばハマゴウ属Vitex,ハマクサギ属Premna,クサギ属(Clerodendrum),ムラサキシキブ属(Callicarpa)など.いまやハマゴウもムラサキシキブもクサギもみんなシソ科.クマツヅラ科…

イヨカズラ(キョウチクトウ科)

以前はガガイモ科だったけど,いまはキョウチクトウ科に位置づけられている.上に行くほど葉が徐々に小さくなっていくのがおもしろい.まだ花をみたことがない.花期に見に来たいものだ.

ニラ(今はヒガンバナ科)

通勤経路ではニラも花盛り.ニラもかつてはユリ科だったけど,その後,ネギ科に分けられて,APG3でネギ科が消えてネギ属はヒガンバナ科に含められたようだ.ネギ科はまあしっくりきたけど,ヒガンバナ科とはこれまた意外.なるほど研究が進むにつれて分類体…

ツルボ(キジカクシ科)

キツネノカミソリが咲いたのと同じ頃からツルボがどんどん咲いている.長い花序の下から咲き上がり,日に日にはなやいできた.通勤途上,カブをとめて写真を撮った.ツルボフォルダをのぞいてみたら2008年9月17日にも同じ場所でツルボを撮っていた.5年前の…

意外と少なかった

APG準拠の図鑑や目録をみてたら科名の和名で異名が目につくということを3日ほど前に書いたが,ざざっとくらべてみたら意外と少なかった.目につくといいながら,なんだたったこんだけか.これなら落とし穴ってほどではないな.いいがかりでした. 「植物分…

APG48

上にあげた3冊の本はどれもAPG体系で種をならべている.保育社“原色”や平凡社“日本の野生植物”などの大型図鑑の改訂はなかなか進まなさそうだけど,売れ行きのよいフィールドガイドではこれから徐々にAPG準拠に置き換わっていきそう. APG準拠の図鑑や目録を…

葉で見わける樹木 増補改訂版

保育社の「検索入門 樹木1・2」(以下「樹木1・2」)が絶版となっているので,その代わりになる入門者向けオススメ図鑑を模索中.小学館の「フィールドガイド23 葉で見わける樹木 増補改訂版」(以下「葉で見わける樹木」)を買ってみた.これもAPG準拠…

野に咲く花,山に咲く花

山と渓谷社の図鑑「野に咲く花 増補改訂新版」「山に咲く花 増補改訂新版」をようやく購入した.APG分類体系にそって配列が変わっただけでなく,写真の入れ替えがかなり行われている.紙面づくりは旧版と同様,草全体と環境がわかる引きの写真と,細かな識別…