2011-01-01から1年間の記事一覧

地方のビジョン

順調に人口が減少している小さな田舎街なのに,行政の人や議員さんなどのえらいひとは,現状の倍くらいの人口を前提として将来のビジョンを描きたがる.人口密度の低い地域なので未利用地や遊休地がたくさんあるが,それをみて「開発の余地がある」とか「伸…

ずん様

つい戸川純のCDをまとめ買い.先月,何枚ものアルバムが紙ジャケ仕様で一気に出たやつ.そのうちの数枚をamazonでぽちってしもた.ついでにQ盤で出てるyapoosの1枚目も. ずん様はパンク/ニューウェイブにしてメジャーアイドルという80年代の奇跡.僕にとっ…

タマキクラゲ

数週間前に学内の放棄里山林で桃色透明のゼリーのようなキノコを1つみつけた.地上に落ちたコナラの枝に発生していたものだ. あとで調べてみたら,どうやらタマキクラゲというキノコで,食べられるらしい.見るからにデザートのようなおいしそうなキノコな…

ヒメボタルは光の色も違う

毎年恒例,1年生をつれて学校の近所でホタル観察.個体数は多くはないが,身近でみられることを実感するのがポイント. 今年もホタルブクロの開花期を迎えており,ホタルの提灯を楽しんだ. 昨年は,明滅速度から,ゲンジ・ヘイケ・ヒメがいると推定しただけ…

カラクサナズナ

西淡のおともだちの実家へ,タマネギ収穫体験をさせてもらいに行った.毎年,タマネギや馬鈴薯の収穫を楽しませていただいている. タマネギ畑には見慣れない雑草がたくさん生えている.カラクサナズナかなあといいながら見ていた.帰宅してしらべてみたらど…

ハルゼミ

今日はオープンキャンパスなので出勤.梅雨の晴れ間のきもちよい日. ハルゼミがよく鳴いてる.以前,ハルゼミが鳴いてると思ったらグラインダでタイルを削ってる音だったことがあるので,自分の耳に(あるいは脳に?)いまいち信頼をおくことができないけれ…

こういうときはどうすればいいのだろう?

うちの学生の一人,卒業研究のテーマとして,溜め池の自然の面白さを地域の人々に伝えていく,という内容を選んだ.ただし,だれに何をどのように伝えていくか,とか,伝えるための内容にどんなオリジナリティを出すのか,という部分はまだフワフワで,とり…

カリマーのACショルダーのサイズについて

Karrimor AC shoulder を買った.A4ファイルぎりぎりサイズで,マチがそれなりにあって,シンプルデザインで,色がかわいくて,ポケットが多すぎず少なすぎず使いやすい.気にいりました. このカバン,メーカーがホームページで公表しているサイズは,19×35…

コダワリはヒトの仕様?

むかしのひとの生き物の利用にはものすごくコダワリが発揮されている.どの種を選ぶかだけではなく,どこに生えている個体をえらぶか,といったレベルでコダワリがみられる(カヤ場の聞き取りをしていると「このカヤ場の中でいちばんいいカヤが採れるのはこ…

ナラガシワみっけた

学校の実習林(通称,トゲトゲ山)の尾根にナラガシワをみつけた.実は自分でナラガシワを見つけたのははじめて.なんかうれしい. 兵庫県の北摂地方には,ナラガシワでチマキをつくる地域がある.前職(博物館勤務)のときにその取材に行ったのを思い出す.…

田んぼに水はいる

先週末は雨だった.週が開けて,よい天気の日がつづいている.この2〜3日のあいだに,近隣の田んぼには一斉に水がはいった.今朝は,水の入りたての田んぼで,鍬でアゼを塗っているお百姓さんを何カ所かでみかけた.夜になるとアマガエルの大合唱だ. カイエ…

ニセアカシアが咲くころはLolium花粉に苦しめられる

イネ科花粉症の僕にとって最大の敵はLoliumだ.イネ科にもいろいろあるが,圧倒的にたくさん咲いていて我らを苦しみのズンドコにたたきつけるのはLolium!ドクムギ属だ. 今日の1限は学内のちいさな溜め池で水生生物の観察をやったが,まわりはLoliumに属す…

植生学会大会受け付け開始!

今日とどいた植生情報誌に,今年度の植生学会全国大会の案内が掲載されている.大会案内ページもしばらく前から始動している.開催地は神戸だ. 植生学会大会では一般講演の翌日にエクスカーションが開催される.今大会のエクスカーションは2つのコースがあ…

植生学会の情報誌とどく

植生学会の情報誌が届いた.印刷が完了したのは28日.学会事務局に納品されたのは5月2日.で,5月11日に淡路島にとどいた.できれば4月中に会員の手元にとどけたかったが,連休がからんだこともあって,発行から配達までに時間がかかったみたい. 今号の特集…

よしなしごと

今日は雨.ハードディスクがへんな音をたててるので気になる.よく聞いてみると,外で鳴いてるシュレーゲルアオガエルだった. 数年前の学生,シュレーゲルアオガエルの名前を聞いて「ひげはえてそうなカエルですね」と言ってたが,献名されているヘルマン・…

旧友に会った

高校から大学までいっしょだった旧友から手紙が届いた. この友人は,大学に入ったときには文学部であったが,博士課程から理系に進み,学位取得後はポスドクとして数年働いた後,あっさりと研究をやめ,いまはイラストレーターになってネコの絵と科学イラス…

「環境科学を学ぶ学生のための科学的和文作文法入門」(倉茂好匡,2011,サンライズ出版)

これはすごい本だ.論文や文章の書き方指南,論理の構成指南の本はこれまでにもたくさん出されている.が,この本は,たぶんこれまでにないアプローチをしていて,むちゃくちゃ実践的で,すっきりと体系的で,わかりやすい.しかも100ページに満たない簡潔さ…

巣箱の掃除のタイミング

ニホンミツバチ養蜂で巣箱を掃除するタイミングについて,ハニークラブ(僕の勤務先の養蜂クラブ)の先代顧問のMさんは「ソメイヨシノが咲く前に」と言っておられた.それとは別のところからは「藤の花が咲く前に」という情報も得ていた.よりよいのはどっ…

トラフトンボ

演習の授業中,学生がトンボをみつけた.しらべてみたらトラフトンボのようだ.はじめて見た.神戸のトンボというサイトによれば,春に羽化して1ヶ月くらいで姿を消す種類らしい.また,浮葉植物の豊富な池にいるという.たしかにそういう池にいた.

アツミゲシ

4月24日に通勤途上でアツミゲシを見つけた.モルヒネ成分を含むことから,あへん法によって栽培が規制されているケシである.本種を見つけたら保健所または警察署に連絡してほしい,というビラをみたことがあったので,26日の朝,保健所(淡路県民局洲本健康…

分蜂

4月の半ばを過ぎてからいくらか分蜂がおこっているようで,3月末と4月始めに掃除をした巣箱(昨年,スムシにやられて蜂群が崩壊した巣箱)のうち2つでミツバチの出入りがみられるようになった.越冬した群れのいる巣箱が3つあり,これで合計5箱.スムシにや…

品切れ?

学生向けに,毎年図鑑のガイドを作製している.今年度版を作製中.山渓ハンディ図鑑の「山に咲く花」,平凡社の「日本の帰化植物」,保育社の検索入門「針葉樹」あたりが版元品切れかも.

ラブソング

今日は雨.シュレーゲルアオガエルのコロコロいう声がずっと一日中きこえている.

神戸港クルーズ

水陸両用車は乗りたい乗り物リストの上位.で,今日は水陸両用車のツアーに予約を入れてた日でわくわくしつつおでかけの準備をしていたら,ツアー会社から「車両故障のため本日全便欠航」との電話連絡がはいった.このツアーで使われるスプラッシュワンは戦…

4月12〜15日の業務日誌

12日 午前中は卒業演習の指導.テーマ発表会の準備をしていたので,それに関して. 午後は某学会の情報誌の編集.初校校正を数編分発送した. 13日 1限.某学会の情報誌の編集.初校校正ののこりをチェック. 2限は部門ゼミ.3限4限,編集作業のつづき.校正…

むねがいたい

比喩的な意味ではなく胸が痛い. パーティなどのくだけた場では,だれかが面白いことを言ったときに椅子から転げ落ちるのは一般的なマナーであろう.先週末,学生寮で開かれた新歓コンパで,そのマナーどおりにふるまったところ,悪い姿勢で着地してしまい,…

今期の初授業

自分の担当の座学の講義,今期の1回目.ガイダンスと自己紹介. 毎年きちっと時間通り終わるのだけど,今回はなぜか時間内におわらず,一部を来週に持ち越した.ちょっとゆるすぎたか.この科目は3年目なので,準備は多少は楽になった.

道路脇の植え込みのアオキの枝に鳥の巣をみつけた.アオキの葉が茂っていて外からはまったく見えなかった.たまたま葉をめくって見つけた.地上1mくらいの低い位置.もう使われていないようなので,はずしてみた. お椀型で,外側はヒノキやウラジロの葉で覆…

カタクリを見に

土曜日だが,氷上町へカタクリを見に行く課外授業.地域住民がカタクリを保全し,それを観光資源としているところ.山裾のコナラ林.カタクリの保全エリアは低木を除伐して,明るい林となっている. 周囲はスギ・ヒノキ植林.ヒノキ花粉だろうか.僕の鼻はか…

4月1日,通勤経路上で毎年まっさきに咲く山桜,ことしも真っ先に5分咲きになってた.8日までにほぼ満開となり,雨にあたって9日には花が減った.しかし,それ以外のヤマザクラはまだまだこれから. ソメイヨシノは,山の麓ではだいぶ咲いてきたが,まだ満開…