思いつき
家族が病院でタミフルを5日分処方された.薬を出される際,途中で熱が下がっても5日分最後まで飲むようにとの指示があったそうだが,その理由は聞かされなかったそうだ.最後まで全部服用しなくてはいけない理由は薬剤耐性株の出現を防ぐことにあるので社会…
フシグロやオトギリソウはウィンドバリスティック型の種子散布をするのだと思う.これらは,上向きに開口している壺型の果実を茎頂に付けていて,壺の中に種子がたくさん入っている.風が強いとき,植物体は茎の地際を支点として逆さまの振り子のように動く…
勤務先の学校のまわりにはイノブタがたくさんいて,しょっちゅう目撃する.近隣の農地はどこもみな電柵を張り巡らして対策をしているし,電柵の外側ではイノブタによるブルドーズがあちこちで見られる.放棄された棚田の畦がイノブタに崩されたりもしている…
学会大会運営については,ノウハウをきちんと蓄積している学会がたくさんあるにちがいない.そういったところが「これから学会大会を運営する若者のために」という本を(共立出版あたりから)出せば,助かる人は多そうである(すでにあるかも知れないけど)…
上の文章を書いて,「ほのかに甘い」という表現はつまらんなあ,と我ながら思う.それでふと,うちの妹のことを思い出した.高校で家庭科の教師をやっている妹(元ヤン)は,甘い果物を買ったときなど「これめっちゃあまいねんで,みてみ」と言いつつ糖度計…
先月の小学校での環境教育のときに,僕はこっそりヤブガラシの実をたべてみた.僕が味わったヤブガラシの実はまだ緑色で十分に熟してはいなかった.でもブドウ科だからひょっとしたら甘いかも. その考えが甘かった.ヤブガラシの緑色の果実はえらく辛かった…
いつも,砂丘に調査に行くときはゴム長を履いていた.今回はうっかり忘れていったので(うっかりは得意です),ふつうのトレッキングシューズだった.靴が砂でたいへんなことに.靴の中に砂がたまったのだろう,足の裏の異物感がすごい.中敷きの下に靴がた…
ところで,緑化や植栽という行為は,しばしば外来種問題の原因となっている.とはいえ,緑化や植栽に携わる人たち(ガーデナーと呼ぼう)は外来種問題を引き起こそうとしているわけではない.そうならないように注意しようと考えるガーデナーは徐々に増えて…
前々から思っていたことだが,「わが国」という言葉が気になる.「わが国の主食はコメ」みたいに使われる「わが国」である.政府行政機関の発行する文書や,日本の大臣のような明確に日本の属性をもった公人の発言においてこのコトバが使われているのならい…
小学校くらいでできるかもしれないゲーム. まず,ターゲットとする植物を何種類かきめる. つぎに,表をつくって壁にはる.表はこんな感じ. 芽生えはっぱつぼみ花実た ね枯 れ ハマヒルガオ ハマニガナ コウボウムギ ツルナ ハマゴウ ときどきゲームのフィ…
「○○ってどうやってやるの?」とか「××って何?」っていう質問に対し,「ああ,それはむずかしいんだよねー」とか「それ,けっこうややこしいんだけど」っていう一言を冒頭につけて回答・説明をする,という例をしばしばみかける. この冒頭の否定的ニュアン…
この手の演習で,ぼくが難しいなあとおもうのは,理屈だけですすめられないというところだ.理屈と感性の両方で話を進めなくてはいけないらしい(Y先生によると,理屈と感性のバランスは永遠の課題だそうだ).ぼくは感性の部分に関しては,学生に教えられ…
朝,早めにやってきた.ともかく受託研究のデータをまとめよう.昨日のゆるゆる授業(っていうと,なんだか聞こえが悪いような気がしてきたなあ.ちゃんとした授業でした!)の内容をまとめる作業(ティーチングポートフォリオっていうのか)もやりつつ.と…
学祭では1年生の有志が「葉っぱでラータ」という作品をつくって展示していた。ラータとはインフィオラータのことで、本来は花びらを地面に敷き詰めて絵を描くことをいう。それを秋の落ち葉でやってみたのが「葉っぱでラータ」。微妙に色合いのちがう茶系の…
昨日も書いたが、研究紹介や教員の芸術作品がひっそりとならんでいるだけの教員ブースは学祭の来訪者にとってそれほど魅力のある空間ではない(室内でなんだか電気も暗いし、ちょっとまじめだし、はじけっぷりに欠けてる)。そりゃやっぱり学生たちのつくっ…
来週は学祭。教員の出典スペースにポスターを出すことにしているのだが、内容がまだ決まらない。研究紹介でええんだろうか?頭の片隅にそういうことを置きつつ、とあるセミナーを聞きに西はりま天文台まで行った。テーマは「自然探求と市民の貢献」。科学コ…
1年生の学生と話をしていて周辺学「植生研究会」の企画を思いついた(提案してもらった)のでさっそく企画書づくり。将来、景観園芸のプロとなる学生たちには、なるべくたくさんのタイプの植生を見ておいてもらいたい、という趣旨で、周辺学「植生研究会」を…