初心者(僕)が楽しめる虫の図鑑

 文一のヒット商品.イモムシハンドブック.いまの時期はイモムシがたくさんいて,この2冊のおかげで毎日がブランニューデイ.成虫よりも幼虫の方が個性が際だってるとは知らなかった.

イモムシハンドブック

イモムシハンドブック

イモムシハンドブック 2

イモムシハンドブック 2

 文一のポケット図鑑「日本の昆虫1400」.最近すすめられて購入した.伊丹市昆虫館が監修をしている.なるほど,いたこん缶バッジとテイストがいっしょだ.この図鑑で僕の虫写真フォルダに入ってた不明種がいくつか判明した.いままでの図鑑では蛾などは展翅した標本写真が使われていて,生きている姿とのイメージがちがいすぎて分かりにくかったりしたけど,この図鑑なら直感的に正解付近にたどりつける.ただし展翅してないためにうしろ翅の情報は得られないし,また蛾類の専門の図鑑じゃないから掲載種数は限られる.だからこそ僕のような初心者向け.ながめてるだけでも楽しめる.入り口としてすばらしい図鑑だと思う.
 この図鑑の「はじめに」には次のように書いてある.「昆虫図鑑の醍醐味は,出会った昆虫を調べることだけではなく,パラパラとページをめくりながら見知らぬ昆虫に思いを馳せることではないか」.完全に同意.昆虫図鑑にかぎらず.

日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑)

日本の昆虫1400 (1) チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑)

日本の昆虫1400 (2) トンボ・コウチュウ・ハチ (ポケット図鑑)

日本の昆虫1400 (2) トンボ・コウチュウ・ハチ (ポケット図鑑)

 山渓フィールドブックス「蝶」はずいぶん前に買った.前半に標本写真,後半に生態写真があって,使い勝手がいい.日本産全種を網羅しているらしい.全種網羅のコンパクトな図鑑としては,昨年,誠文堂新光社から「フィールドガイド日本のチョウ」が出ていてそれも買った.そっちもすごく楽しいしいい図鑑だとは思うけど,識別に使いやすいのは山渓の方.標本ページで似た種を一望のもとに比較できるからだと思う.フィールドガイド日本のチョウは,見開きの中で比較できる種類が少ない.

蝶 (新装版山溪フィールドブックス)

蝶 (新装版山溪フィールドブックス)