琵琶湖博物館

 ひさしぶりに琵琶湖博物館に行った.最後に行ったのはたしか外来生物の企画展をやっていた2003年だ.この博物館は本当にいいところ.これまでにも何度か来たことがあるが,だいたいいつも混雑していた.今回は空いてる.朝早いからかな.
 入り口入ってすぐのアトリウムから,冠雪の比良山系が琵琶湖のむこうにくっきりとみえた.すばらしい借景.
 前に来た時からところどころリニューアルされた展示をみて歩く.
 A展示室の化石のハンズオンでは肉食恐竜の歯の化石をさわらせてもらった.歯の断面って円形かとおもっていたら,エッジのあるレンズ型.しかもエッジにはぎざぎざが付いている.なるほど肉をかみきりやすそうだ.
 B展示室には漁具が増えていた.こういった民俗資料をみるのもたのしい.
 C展示室の時代ごとの展示,00年代のコーナーが新たにできていた.富江家は耐震調査をする必要があるとかで,入れなくなっていた.世界各地の湖沼と暮らしのコーナーのビデオ.7つほどのモニターを見渡せる場所に立ち,ぜんぶいっぺんにみた.そしたらこれ,朝日がのぼり,湖畔の風景が写り,漁にでかける船がうつり,,,と同じタイミングでシーンがかわっていく!びっくりした.そんなしかけだったとは.世界各地で湖の風景や住んでいる生き物や漁具や漁法や捕れた魚の調理法はちがっていても,どこでもおなじように,朝が来て,自然の中で漁をして,それをいただいて人が暮らしている,ということをしみじみと実感できた.地球を小さく感じた.すごいしかけだ.感動した.以前来たころはいつもすごく混雑していて,ぜんぶのモニターを同時にみることができなかったので気付かなかったけど,これに気付けたのは収穫.ほんとおもしろかった.
 水族展示をしっかり堪能.置物のようなナガレヒキガエル
 11時をまわったころに,館内レストランで早めの昼食.ここはブラックバス料理が有名.でもそれは前に食べたことがあったので,オススメとかいてあるカレーラーメンをたのんだ.まあたしかにおいしかったが,わざわざ食べるほどではなかったかな.やっぱりブラックバスとかビワマスを食べた方がよかった.っていうか,レストランもカレーラーメンなんか奨めるなよ(おいしいけど).ちゃんと琵琶湖の幸とか滋賀らしいメニューを奨めてよ.博物館のレストランとしての矜恃を持て,といいたい.
 さいごにミュージアムショップへ.ショップは博物館とか水族館とかにいくときの楽しみの一つだよね.ナマズのぬいぐるみ,生地が毛足の短いものに変更になってた.