早崎内湖ビオトープ,湖北野鳥センター

 滋賀旅行2日目.長浜のホテルで朝食をとり,すぐに北上.めざすは湖北野鳥センター.昨日は快晴だったが,この日は曇り.湖北らしいどんよりとして湿った冬.早崎内湖ビオトープ前を通過.たくさんのコハクチョウが休んでいる.野鳥センターに到着.レンジャーの方にビオトープコハクチョウの様子を話したら,時間がたつと餌をとりにでかけてしまうので,じっくりみるなら,そっちを先にしたほうがよいとのアドバイスコハクチョウビオトープをねぐらとして利用しているので,昼間には個体数が少なくなるのだそうだ.なるほど.ではいったん早崎内湖ビオトープにもどろう.
 早崎内湖ビオトープは,琵琶湖の内湖を干拓してできた農地(水田)をふたたび湿地にもどそうとする実験的なプロジェクト.2001年から継続しておこなわれている.10年の実験の成果を読んでみたい.
 もどるとたくさんのコハクチョウ.ときどき餌場へと飛び立つ小さな群れ.まだビオトープには百数十のコハクチョウがいる.授業でつかうための写真を何枚か撮影した.遠くをとぶ猛禽はチュウヒのなかまのようだが,遠すぎて分からなかった.


 ビオトープを堪能して,野鳥センターにもどる.ここは景色がよく,がっつり鳥見をしなくても十分たのしめる.この景色をみながら,コーヒーでも飲みながら望遠鏡をのぞけたら最高なんだけど.
 はるか彼方にオオワシがいる.一応望遠鏡で確認したが,まあ遠すぎて白と黄色の点がみえるだけ.遠くのオオワシをみるよりも,目の前のオオヒシクイやマガンをみるのが楽しい.オオヒシクイとマガン,いままで顔で識別してたけど,顔を羽の下にさしこんで寝てしまわれるとぱっと見ではよくわからない.と思ってたが,お腹の模様がぜんぜんちがうことに気付いた.くろい横縞状の斑点があるのがマガン.模様のないのがオオヒシクイ.ヤナギの木のねもとで気持ちよさげに眠っている.
 えり漁を終えた船が野鳥センターのすぐ沖をはしる.水面にいたカモが飛んで逃げ,船の去ったあたりに着水する.のどかで美しい風景だ.ホオジロガモが見たかったが,もう目が疲れたので探すのをあきらめた.

 15時に淡路で予定があったので昼前には野鳥センターを後にし帰路につく.北陸道長浜ICから本四道淡路ICまで一気に走破.