椿・とねりこ・発表会

 数週間前、PCの前に座ってた学生oqさんが突然「それツバキとちゃう。シマトネリコや」とつぶやいた。
 何事かと見てみたら、資生堂 椿の公式ウェブサイトをみていたのだった。画面にでてた映像はこんなんだった。たしかに椿じゃない。椿の葉っぱの立場がない。かわいそう。

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 そのoqさん、今日16日は実践演習(修士論文に相当)の発表会だった。朝 から夕方までに19人が発表した後、外部審査員の協議で最優秀賞が決まるという、学生も指導教員も一年でいちばん緊張する日。当研究科が開設されてから昨年までの5年間、最優秀賞はS藤研とT山研の2つの研究室からしか出ていない。
 oqさんの発表は朝の1人目だった。朝イチでまだ会場があたたまってないせいか、笑いをとりに行ったところはきれいに滑ったけれど、ゆったりと丁寧に話して上手にプレゼンを終えた。質疑応答では問われたことに対して簡潔に答えていた。審査員からの質問がよい所にとんできて、おかげで時間の都合で泣く泣く割愛した内容を話せた。oqさんのあとの学生の発表もだいたいどれもおもしろく(アカンのもあったけど)、なかでもS藤研Mさん、T山研Nさん、S山研Uさんはすばらしい内容だった。今年は接戦だろう。
 夕方の審査結果の発表。教務委員長が審査員からうけとった封筒を開封して読み上げた。oqさんが最優秀賞をいただいた。うちの研究室からは久々、大学院になってからは初。感激。oqさんは「賞をいただけたことはうれしい。けど、なによりも自分の発表を会場の人におもしろいと思ってもらえたことがうれしい」とコメントした。そうやな。面白いことはなにより大事。