生態学会初日

 インフル罹患の日記がさいごで、そっからずいぶん日がたってるけど、僕に関する最新情報がそれなもんだから、学会会場でひさしぶりに会った人たちからインフル大変やったねーとつぎつぎ声をかけていただいて、もう大変だったことすら忘れてたけどいわれてみたら思い出したので、たいへんでしたありがとう、あなたも気を付けてな、と返事をしつづけた。今回の学会ではoqさんの発表と、共同研究の発表が2件あるけど自分の発表がない。学会費を滞納していたためにエントリーできなかったからだ。学会費の滞納は会計事務を担当してる方にはご迷惑をかけているにちがいなく申し訳ない思いでいっぱいだ。忘れずに払い込める人になりたい。
 仙台駅に昼過ぎについて、まずは駅周辺でらーめんを食べようと思ったが店には行列ができていた。それでしかたなくサンドイッチをたべに行ったけど、一度火が付いたらーめん欲を抑えることができず、結局サンドイッチを食べてから口直しにらーめんをたべた。それから公開講演会を聞きに行ったらもう始まっていた。
 黒沢さんの講演は、津波前後の植生の変化も、復興防災と保全の関係も、全体的に興味深い内容だった。復興防災時に生態系への配慮がなされた少数の事例について、それが実現した理由として「意識の高い担当者がいた」ことが挙げられていた。そうなんやなあ、結局のところ仕事をする人がだれなのかがとても大事。そして、生態系や多様性保全に理解のある担当者が役所にいることは割とまれなので、復興防災時に保全的配慮がなされた例がとても少なく、面積的にも小さい、ということは残念ながらよく理解できた。僕は自分の授業のガイダンスのときにいつもこう言ってる。「景観の設計とかデザインとかまちづくりとかを目指しているひとこそ僕の授業を受けてください。そっち方面では保全の知識がある人がぜんぜん足りてないから」
 講演会がおわって、ホテルにチェックイン。同じ名前のホテルが複数あって、最初に行ったところは同名異所の方で「予約ありません」といわれてびっくりした。正しい方のホテルを教えてもらってたどりつけた。そういえば新潟でもそんなことがあったなあ。ホテルのロビーでY川さんとS村隊長と論文打ち合わせ。僕の頭の回転がゆるくてすみませんでした。
 打ち合わせがおわって、oqさん、来年うちの研究室にはいってくるyg君、tmさん、昨年卒業したOさん、滋賀県立大のH田君が飲んでるお店へ合流。料理もお酒もおいしいお店だった。