にっし

 1〜2限はインターンシップの報告会。この夏にインターンシップに行ってきた学生十数名の報告を聴く。多くの学生が「幅広い知識が必要と感じた」と述べているが、果たして後期の履修科目は幅広い知識を求めたものになっているだろうか。ほとんどの学生は、業務の現場でどのような技術と知識が必要とされているかを観察したうえで、上記の感想を述べる。この感想はインターンシップとして及第かもしれないが、ちょっと物足りなくも思う。業界の枠の中だけでものをみている感想だから。自分の信じる価値感のもとで理想をもとめたときに、いまの業界に何が足りないのかについて言及した学生はほとんどいなかった。自分が学生のころを振り返ってもそれは無理だったろうとは思う。学生の頃の自分は、いまの学生よりもはるかに意識低く、ただのあほだったから。
 午後、いつものゼミよりも小規模なゼミ。3時すぎにそれを終わらせて、来週火曜の小学校での授業の下見に行く。ついでにホームセンターでカセットコンロのガスを買ってきて、研究室にもどってシイの実をほうろくで焙煎して食べる。これはoqさんの卒業研究の一環である。ほうろくで焙煎したシイの実はたいへんおいしく、商品として通用するレベル。そういえば、どこかの地方では縁日でシイの実の屋台がでるというような話を小耳にはさんだようなはさまなかったような記憶があるようなないような。こんなときはggrks。