明石のため池

 この環境学習をやった小学校の校長先生から「明石のため池」という本がでていることをおしえてもらった.帰路,明石のジュンク堂で購入.ため池の生きものを紹介した本はけっこうたくさん出ているが,この本のおもしろいところは,前半70ページ分ほどが"ため池概論"とでも呼ぶべき内容にあてられていること.ため池のしくみや,水利組合の仕事など,ため池の構造や維持管理についての詳しい情報がとてもわかりやすくコンパクトにまとまっている.オススメ.
 以下,毎日新聞地方版の紹介記事を引用(リンクだと,じきに消えてしまうから).amazonでは扱っていないが,明石のジュンク堂では入ってすぐのところに平積みになっていた.

 明石市教委は、市内のため池111カ所を一冊にまとめたガイドブック「明石のため池」(A5判、111ページ)を発行した。農業用として誕生したため池だか、利用方法は時代とともに変化。自然保全などさまざまな働きは地域にとって大切な存在になっている。

 兵庫教育大の南埜猛准教授や「明石溜池(ためいけ)研究会」の森本眞一代表ら9人が3年がかりで調査。「ため池を知ろう」「ため池のあれこれ」「ため池を調べよう」の3パートに分け、ため池の仕組み、築造の逸話、生き物、管理する水利組合のほか、貯水量や満水面積の基礎データも載せている。

 3000部発行。1部1000円。問い合わせは市教委社会教育推進課(078・918・5057)へ。