またぎき

 午後,西淡町在住のデザイナーのK藤さんという方と,関東在住のFさんという地図の専門家の方が研究室に来られた.淡路島のある地域で活性化のための地図と看板づくりの仕事をしておられて,それに関連して植生についての質問とのことだった.
 雑談のなかで,おもしろいことを教えてもらった.

  • その1.背池(?) この地域(I)には,背池(?)とよばれる池がある.この池は分水嶺に位置していて,2方向に水を吐き出す.満水時はひとつの池だが,減水すると2つの池に分裂する.
  • その2.はがねつち 三原平野の一角,西淡町のはなし.ため池の堤をつくるためにははがねつちという特別な粘土が必要らしい.ふつうの粘土よりも水をとおしにくいという.しかし,これがどこでもそこでも出るものではないらしく,川原で土砂採取をする業者などに頼んでおいて,はがねつちがでたら取り置いて貰うのだそうだ.
  • その3.常隆寺山のまわり G地区からI地区へ行くとき,自転車のひとは等高線に沿った狭い道を行く.この道とおなじように,常隆寺山のまわりに標高200mくらいでほぼ等高線にそった道がつづいている.ぐるっと山を一周できるらしい.

 以上,すべてまた聞き.いずれ確認したい.