A原小学校へ下見と打ち合わせ

 今週末に,洲本市五色町のA原小学校で環境教育の授業をすることになっている.その下見に行ってきた.テーマは七草がゆ.もう1月7日はとっくにすぎてるけれど陰暦ではまだだ.太陽暦1月7日よりも陰暦1月7日の方が植物がいいサイズになってて探しやすいので,僕はこのテーマを1月下旬〜2月上旬にやることが多い.
 いざ現地下見.まずは小学校が予定していたフィールドに行く.しかし,そこは刈り取り草原.こういう場所は多年草の天下で,春の七草はあまり見られない.ここで食べられそうなものは,ヨモギノゲシ,スイバ.
 春の七草を探すならやっぱり農耕地.七草はほとんどが一年草で,耕耘という攪乱と相性がよいのだ.学校の近所の農地は棚田で乾田.もっぱら畑として利用されてるようだ.ここでナズナハコベがすぐに見つかった.ハハコグサもありそうだが,今日はみつからなかった.コオニタビラコほとけのざ)は畑よりも水田でよくみつかるような印象がある.見つかりそうな気がしない.あとはセリ.水がたまった場所があるだろうか.棚田をいちばん上の段まで上ってみたら,そこが小さな小さなため池になっていて,そのほとりにセリの群生があった.セリは味の上では七草がゆの主役だ.セリがみつかったので当日はたのしく七草がゆを楽しめるはず.
 今日の下見にはM1の学生1名が参加.当日はM1が3名参加の予定.彼らにとっては環境教育の実習の機会.ありがたい.