スカシバのなかま,アサギマダラ

 学校の庭園は秋の花がはなざかり.ハチやアブなどがたくさん吸蜜に訪れている.ダンギクやホトトギスの花にはスカシバのなかまがやってきて,ホバリングと花から花への移動とをくりかえしていた.なんかリズミカルだった.フジバカマをわさっと植えている場所にはアサギマダラの群れが来ていた.ざっと20頭.ゆっくり近づいていくと,アサギマダラに囲まれたような感じになって,ちょっとおもしろい.オオカマキリに食われている最中のものが1頭あった.インストラクターのSさんによると,今日の昼ごろ,学校の裏山にアサギマダラが100頭以上の群れで来ていたらしい.そこはヒヨドリバナがたくさん咲いているようだ.昨年のいまごろにも学校のフジバカマにたくさんきていた.アサギマダラはいま南に向かう渡りの途上.渡りのときって,どのくらいの高さを飛んでいくのだろう.吸蜜植物をどうやって見つけるのだろう.みんなちゃんと決まったルートで渡っていくのだろうか.アサギマダラにはふしぎがいっぱいつまっている.
 アサギマダラを調べる会
 ところで,上ではアサギマダラの助数詞に「頭」を用いたが,蝶の助数詞はほかにも「匹」とか「羽」とかもある.