初授業

 3〜4限は補講。今回のテーマは里山林の管理。ほどよいうす曇り。相対照度を測る。冬の落葉期、放置里山林の相対照度は3〜5%くらい。常緑低木を除去した区画では25〜30%くらい。冬場の明るさが大幅に増すことがわかる。常緑低木を除伐して1年目から6年目のパッチを比較。4〜5年目でヒサカキのひこばえが1mを超え、樹冠幅も大きくなってくるので地表付近の植物にとってはふたたび暗闇の時代が到来。もやかき(ひこばえの除去)を4年に1回くらいはしないといけなさそう。過去のまきがらしの状況も確認。シャシャンボには効果てきめん。ヒサカキはまきがらしにもよく抵抗する。環状剥皮部分にカルスのようなものがもりあがって師管をつないだと思しき例や、環状剥皮部より下部の幹からひこばえを多数だしたり。環状剥皮したときに幹にラベルをつけておけばよかった。
 ネズミモチの樹皮をうすくめくると緑色。樹皮でも光合成できるのだろうか。
 今日は生暖かく、夕方にすこし雨があった。夜にも降るようならカエルくるかもしれない。天気予報は降らないと言ってる。