オオフサモの根絶を目指す演習

 午前中はゼミ。メインの発表者だった学生は迷走している。落ち着いて考えてほしい。
 午後、オオフサモの根絶を目指す演習。オオフサモの抜き取り・底泥剥ぎ取りと長期間の遮光を併用して学内のため池でオオフサモの根絶を目指す。ただし、施行中も池の機能(生息の場としての機能)を維持するために、一気に施工はしない。今後数年をかけて根絶に近づけていく予定。1年目の今年はノウハウを得るべく小さめのプロットとした。この池はオオフサモだけじゃなく、マコモが増えすぎて浅くなりつつあるのもなんとかするべきか。水際部はマコモが多すぎ。底泥剥ぎ取りの作業がやりにくかった。時間をオーバーして夕刻に施工完了。この時期はオオフサモの葉群の中で生きている昆虫や両生類が少ないので抜き取り作業をするには向いている。しかし、遮光の効果はたぶん夏の方が高いだろう。杭とコンパネと99.9%遮光シートを用いた遮光装置をつくるのはなかなか手間取る。より簡便な方法を検討したほうがよさそう。トンネル栽培用のフレームとかどうだろうか。