オオフサモの駆除とカスミサンショウウオ

 午後の2時間ばかり,有志で,学内のちいさな池で,特定外来種オオフサモの駆除活動を実施した.ここ数年,すごい繁茂状況で,だんだんと池が陸化していたので,なんとかしなくてはならない,という状況だった.
 参加した有志は,1年生が5名.そして,なぜだか先ほどゼミを終えたばかりの2年生が1名.うん.提出直前といえど,こういう息抜きもしたいよな.
 オオフサモを長鎌で切り,熊手などで水際までひっぱり,フォークで集積していく.ものすごい重量で,腰をいわしそうだ.
 オオフサモの茎や葉に,カスミサンショウウオの卵がいくつも産み付けられていたので,これらは水槽に避難させた.カスミサンショウウオの成体も2個体みつけた.カエル類では,ウシガエル1個体,ニホンアカガエル2個体を確認した.ウシガエルはまだ半分眠っているような緩慢な動きだ.ニホンアカガエルのうち1個体は熊手で大けがを負わせてしまった.ニホンアカガエルの卵塊も多数確認.
 大量のオオフサモを陸に揚げたが,まだまだある.次週,つづきをすることにして,ひきあげた.

除去作業にいそしむ学生
カスミサンショウウオの卵塊
はじめの30分ほどで除去したオオフサモ.最後はもっとすごい量に