案内人

 とある植物同好会の観察会で案内人を務める。ちらしには講師と書かれていたけど、このメンバーを前に講師だなんて恐れ多い。勤め先のすぐ近所のすばらしい水田とその周辺を案内する。こんなところにキッコウハグマがあるの、ずっと気づいてなかったわ。僕の苦手な旧ゴマノハグサ科の田んぼにでてくるちいさい方々、スズメノトウガラシ関連のなにものかがいるようだ。しかも複数種。自由奔放でバイタリティあふれる紳士淑女(年齢ボリュームゾーンは60〜70代とみた)の方々に朝から6時間ばかりお付き合いした。とても楽しかったが、その直後にぐったりとした。なにかをすいとられたのかもしれない。
 夕刻より、消防団の放水訓練。以前教えていただいたが、いまもって消防ポンプの使い方を把握できていない。2ストのエンジンが吐き出す白煙がポンプの周囲にたちこめるが、放水のノズルを調整して水が幅広く飛ぶようにすると放水のまわりの空気がまきこまれて空気の流れをつくるので、白煙は放水に吸い込まれるようにて飛んでいく。その様がおもしろくて、しばらくのあいだ煙をみつめていた。ここ2カ月ほど都合で訓練に参加できてなかった。そのあいだに季節が進み、放水訓練の時間帯は日が暮れた後になってる。暗い中での放水訓練ではヘッドランプが便利。