植生学会@仙台 初日

 昨日のうちに新幹線で仙台入り.初日の今日は,各委員会とシンポジウム.
その前に,朝7時にホテルを出てセルフエクスカーション.Fさん,S村さんとともに仙台市中心部から車で1時間ほどの山へ.
 道中,とてもきれいな虹がでていた.写真で写っているかどうかは微妙だが,現地でみた虹には過剰虹まで観察できた.

 現地では小一時間ほど森の中を歩いた.流紋岩安山岩玄武岩など,溶岩質の地質.
 同行のFさんがちいさなちいさなヒキガエルを捕獲した.指先ほどのサイズのヒキガエル.こんなちいさなヒキガエルは初めて見た.北に行くほど小さいと聞いたことがあるが,このサイズがこのあたりの標準なのか?成体になりたてなのかな.

 
 谷底から急な傾斜をのぼりはじめる.スギ林をすぎるとブナ林.さらにその奥に冷気の流れるふしぎな一角.苔むした岩礫の堆積地.風穴だそうだ.風穴は周囲より気温が低いため,高標高域の植物がここだけに出現したりするらしい.たしかにナナカマドとか,蝦夷瓢箪木とか.アスヒカズラをうまれてはじめてみた.うれしい.コケの同定ができないからぜんぜんわからないが,コケがわかるひとならもっと興奮することだろう.


 この写真のように,森の一角に林冠の開いた一角があり,その地面は転石をコケが覆っている.
 
 山をいそいで降りて委員会の会場へ向かう.間に合う予定だったが,渋滞にはまって遅刻してしまった.
 午後はシンポジウム.夜は,FさんS村さんUさんM迫さんMさださんTいさんらとぶんよこまるという居酒屋でたのしくのむ.