秋のJAPAN TOUR "GOUNN" 開幕戦@和歌山ビッグホエール

 ももクロ秋のツアー開幕戦、行ってきたよ!和歌山!
 開幕戦は演出もセットリストも新曲の内容もわからない。このドキドキがたまらん。
 内容は内緒にしといてとリーダー夏菜子がいうので詳細は書けないが、こんどのももクロは「仏教」を明確にモチーフにしてる。衣装やステージのアートはアジア各地の仏教を引用してる。ティーももクロがファッションのみで仏教をモチーフにするはずがない。おそらく、なにかしら仏教的なものの見方や価値観を世に伝えようとしているにちがいない。チームももクロはいまの世の中にそれを伝えることが必要と考えているのだと思う。
 春の5TH DIMENSIONツアーでは音楽とダンスのみでテーマやメッセージを伝えようとしていた。が、秋のGOUNNツアーでは音楽とダンスに加えてナレーションがあった。このため春よりはメッセージが明示的。そのナレーションの重要性に気付いたのは僕はちょっとおそくて中盤だった。前半のナレーションで何を言ってたか思い出せない。「すべての生き物の役にたっているか?」とか言ってたような……。ちゃんと聞いておくべきだった。でも、ライブ前半はもうテンション張りつめすぎて、耳から入ってきたものが体中の血をたぎらせてから全身の毛穴から抜けていって、体の中に楽しさだけのこって内容の記憶が消え去ってしまう状態だったので、おぼえてないぞ。
 ライブ中盤で発せられたナレーションは「生まれを問うな、生き方を問え」「過去を追うな、未来を勝ち取れ」だった。これ、あとで同行の友人に聞くところ、1つめは釈迦のことばらしい。
 アートが仏教で、ナレーションの内容も仏教。ということはツアータイトルのGOUNNは「五蘊」だろうか?今回チームももクロがGOUNNのタイトルの下で伝えようとしているメッセージはなんだろう。
 新曲「GOUNN」のお披露目もあった。なんとも不思議な曲で、サビの部分は70年代の歌謡曲というかニューミュージックぽい感じがする。久保田早紀とか庄野真代とかゴダイゴのような。曲のまんなかへんのメロディはつかみどころがない不思議なかんじだった。現時点で作曲者は公表されてない。だれかなあ。NARASAKIかなあ。
 ライブの構成はとてつもなくよかった。ももクロのベストアルバムをつくったらこうなるかも、というような神セトリだった。ペンライト禁止・MCなしの前半パートはさらにサブパートにわかれていて、それぞれ異なる曲調が集められてた。バラードパートがすばらしかった。あまりの歌唱のすばらしさにケチャも忘れて地蔵になって聞きこんでしまった。今日の夏菜子は神がかってた。れにちゃんも高音がすごくきれいにのびてたし、なにより今日のれにちゃんはソロパートで目があんまり泳いでなかったぞ。れにちゃん、いぇい!