南へ

 午後4時頃,淡路島北部の脊梁部でタカの渡りをながめた.北側の山の上にちょっとしたタカ柱が立っていた.高度を稼いだタカは南へと滑空し,僕の頭上を通過していく.長い翼.サシバのカタチだ.同じ時,地表付近ではアサギマダラが飛んでいる.これも南下の途中だろう.高空でも地表付近でも,渡りをする生き物たちが続々と南へ流れていく.その流れを垣間見るのはとても楽しい.僕も渡りたい.