ぼくをおきざりに

 一昨日の夜あたりから,掛け布団なしで,窓を開けていると寒いと感じるようになった.
 
 島の真ん中へんの神社へ社叢の植生調査に行った帰り道,もう稲刈りをやってた.

 
 沿道の草刈りをした場所では,キツネノカミソリが咲いていた.


 
 私を置き去りに過ぎてゆく白い朝,的な.
 風の詩を聴けのねずみの感じていたような,置き去られ感.
 夏の終わりと冬の終わりにいつも感じる.
 キツネノカミソリが咲いたら,あと二週間もすればヒガンバナがきっと咲きやがるねん.