わすれんようにメモ

  • 演習の芽生え調査でやたら時間がかかるのは同定が難しいためだ.管理後の明るいプロットがいつのまにか4年分も貯まったので(この授業をはじめたのはついこないだのように思うが,いつのまに4年も経ったん?),それらのプロットで出ている芽生えを撮影して図鑑をつくっておくと同定がうんと楽になるはず.
  • この林でよく出てくる芽生え.アカメガシワ,カラスザンショウ,タラノキ,ハゼノキ,ヤマザクラ,コナラ,シイ(コジイ?),ゴンズイネムノキ,ヒサカキネズミモチ,アオモジ(国内外来種),ハクサンボク(国内外来種),タカノツメカクレミノ,シロダモ,ヤブニッケイ,あとなんかあったっけ.
  • 芽生え図鑑作りを演習に取り込んでもよいかもしれないが,時間をどうやりくりするか.演習でやりたいことが増えてきて,割り当て時間では足りない.いくつかの項目をやめて,あたらしいことをやるか.たとえば,過年度に管理した二次林でちゃんともやかき(不要な木本のひこばえを切ること)などのケアをしたい.近隣の樹林をめぐって林床植生のモデルを明確にしたい.学内のため池でオオフサモの効率的駆除手法を本格的に稼働させたい.草原づくりはあと1回やっておくべきことがある,などなど,いろいろとあるんだけど.
  • 「水路と水田の連続性」って言葉,いままで授業でときどき使ってたけど通じてなかった可能性があるように思えてきた.この言い方では曖昧だ.「水路と水田の間での,魚類などの移動可能性」といえばまだ通じるかもしれない.また,前提として,田んぼは魚の住みかだということ,ナマズやドジョウやフナやメダカが産卵のために田んぼに遡上してくるということをしっかりと伝えておく必要がある(これはいままでも伝えてはいるが).ほとんどの学生にとって,田んぼに魚がいるだなんて思いもよらないはず.