ナゾの漂着物@徳之島の砂浜

 徳之島の海岸に栗のいがのようなものが落ちていた.拾ってみると栗じゃない.マツ(たぶんリュウキュウマツ)の葉があつまってボール状になったものだ.なにこれ?歩いてみるとつぎつぎみつかる.波の高いときに漂着したものらしく,漂着物の帯に沿って落ちている.
 どうやってマツの葉っぱが固まっているのだろう.ひとつ拾い上げて割ってみた.ばらばらになったが,よくわからなかった.そこで,こんどは別のひとつを拾い上げ,松葉を1本ずつ抜いてみた.マツの葉を全部ぬいたら,中から現れたのは海藻らしきもの(いちばん下の写真).これに四方八方からマツの葉がつきささってイガ栗みたいになっていた.
 どのようにしてマツ葉のボールができるのだろう.マツ葉があって,この海藻があったら,波打ち際とかでコロコロされてるうちに勝手にできあがるのか?そんなことがあるのか?それとも,マツの葉が堆積したタイドプールとかで海藻がマツの葉を取り込みながら成長するのか?それとも,なにか動物がつくったものか?鳥の巣とか?それか,人間がつくるのか?なにか大切な宗教儀式につかうもので,不用意にこわした僕には天罰が下るとかか?
 もう,ぜんぜんわからないナゾの漂着物.おもしろい.持って帰ってきたらよかったなあ.
 どなたか,これのことを知っている方,おしえてください.