ため池での授業

 近所の小学校の1〜3年生を対象に,ため池で授業をした.これはうちの学生の卒業演習を兼ねておこなったもの.
 目的は,「ため池が様々な生き物を支えていること」を児童たちに伝えること.この日のために作成したカードゲームを30分ほどやったあと,ペットボトルでしかけを作ってため池でエビや魚採りをして水族館づくり.自分でつくった仕掛けでエビや魚がとれることが子供たちにうけていた.最後に学祭のときにつくった缶バッジを配布.このおみやげには,学んだことを思い出すための付箋のやくめを担わせている.
 事後に児童から作文をいただいた.“ため池はなんとなくこわい場所というイメージをもっていたけど,じつは楽しいところだということがわかった”といったことが書かれていた.どうやら児童にとってため池は,近所にあるけれど身近な存在ではないようだ.
 ため池は,この地域の自然を特徴づけるとても大切な場所.そのことに地域のひとにもっと気付いてもらいたい.今回の授業が,その種まきになってたらいいなあ.