オオクチバス

 カイボリで獲れた魚種は,ウナギのほかに,コイ,フナ類(ヘラブナとギンブナ?),オオクチバスブルーギル
 コイやフナは小さなものでも全長25cm以上はあったと思う.とにかく大物しかいない.小型の魚はブルーギルオオクチバスのこどもしかいなかった.コイやフナはものすごくいびつな齢構成になっているのだろう.
 全長35cm〜45cmくらいのオオクチバスを4匹もらって帰って,学生寮の集会室でさばいてムニエルにして食べた.身が厚く皮が硬いので,三枚おろしにして皮を剥ぐのは簡単だった.とおりすがりの学生をつぎつぎ誘い込み8人くらいで食べた.
 よく知られているとおりのあっさりした白身の魚.泥抜きなどいっさいせずに調理したが,泥臭さなどは皆無だった.最初はこわごわ食べた学生も,その美味しさにつぎつぎと箸を延ばしていた.あまりにおいしかったのか,翌日バスを釣りに出かけていたそうだ.
 4匹のうち2匹には卵巣があったので,これも塩をしてフライパンで焼いた.こちらは少々生臭さがあった.生姜か山椒といっしょに煮るといいかもしれない.
 1年生の学生は,来年度の学祭でオオクチバスのサンドイッチ屋をやりたいと言っていた.材料の調達がたいへんかもしれないが,どんどん捕まえてさばいて冷凍しておけばいいかもね.