里山の林を見る演習

 1限から5限までをすべて使って,北摂地方の里山の林を見る演習.行った先は,山だけでなく,田んぼも畦畔も含めてきもちのよい里地.
 昨年は中国池田ICから一般道でアプローチしたところ,池田の市街地がけっこう混んでいることがわかったので,今年は阪神高速池田線の木部ランプからアプローチ.このほうがよかった.
 演習では,まず吉川八幡で社叢のシイ林をみたあとで,府県境を超えて川西市黒川の小高い丘へ.いまも炭の生産に使われているクヌギ林で,シフティングモザイクとしての里山林をみて,さらに,里地里山全体のモザイク状の景観特性を観察.
 続いて,一庫公園で,市民による低林管理の現場をみて,管理地と放置林の高木層優占種のサイズ比較,林床の相対照度の測定などをおこなう.さらに,有馬富士公園まで一気に移動して,高林管理区と放置林とで,高木層優占種のサイズ比較,林床の相対照度の測定など.淡路には予定通りの時刻でもどった.