もう一名も,現場完了

 朝イチから卒論の学生と現地調査へ.緑化地の調査の一貫として,切土法面(岩盤斜面)に牧草種子のみをふきつけて10年たった場所にいった.植被率は1〜3%程度と低く,WLG(シナダレスズメガヤ)が優占(といってもほとんど裸地なんだけど).侵入していた木本(および籐本)はクロマツ,アキグミ,ノイバラだけだった.全9コドラートで調査して,クロマツが10個体程度含まれたが,いずれも5年生.2004年に芽生えたということか.気象データに照らすと,2003年と2004年は比較的降水量の多かった年だ.ただし,2004年の7月はほとんど降雨のない一ヶ月だったようだ.
 この学生はこれで現場作業がおわった.あとはちゃっちゃと解析をしてまとめるのじゃ.まにあうのか?
 調査中,上空をミサゴがよこぎった.「お.ミサゴ」とつぶやいた.「はい.ミサゴ」と植生調査票にかきこまれていた.ありがち.