生涯学習コースの授業と受託研究

 午前中は生涯学習コースでの授業.先週と同じ内容.先週は時間がちょっと足りなかったので,今回は内容をすこし吟味してつくりなおしたが,なぜか先週よりも時間がさらに足りなくなるというナゾ展開であった.時間内にいくつかの質問に答えていたからかと思う.授業のあとで,何人かの受講生の方からお褒めをいただいたので,悪い内容ではなかったはず.
 午後,受託研究のための調査.淡路北部の道路脇の植栽や植生をしらべていった.あとあと検討しやすいだろうという理由で,まずはコドラートをつくって植生調査をしていった.コクランと思しきランが県道わきの刈り取り帯に生えているのをみつけたりしてちょっと面白かった.昨年は一面のオニウシノケグサだった切土法面は,今年はクズとハギの優占する群落に置き換わり,イネ科が完全に消えていた.たった1年でえらい変化があり,これも面白かった.道路脇の花壇で,なぜか(流行のためか?)“自生種緑化”をしている場所があった.そこでは,ネズミモチやソヨゴの若木やコバノミツバツツジなどが植えられていたが,その花壇の背後は二次林なので,これらの植栽樹種が当然のごとく自生していた.何のための花壇なのかちょっとわからなくて,これはこれで,ちがう意味でおもしろかった.現場をみないで設計したのかな.