インフル対策会議

 午前中,学生生活委員会という会議に出席.担当なので.
 今回の議題はA/H1N1対策についてである.大学本部が全学用の対策マニュアル(案)をまとめていて,そのなかで,臨時休業等の措置はキャンパス単位で決定することとされた.そこで,全学マニュアルの基準に照らしつつ,当キャンパスでの対応をあらかじめ決めておこうという会議であった.5月に神戸で最初の感染者が報告されたときは,まだ弱毒性とも強毒性とも分かっていなかったこともあり,全学一斉休業,キャンパス内全域(日頃は公園として開放している屋外部分も含み)立入禁止という(その時点ではあるていど合理性はあったが,いまから振り返れば極端な)対応がとられた.その経験から,極端な対応をとることのコスト(無駄に失う時間や,後の補講の調整など)について実感を持って理解できた.この体験があったおかげで,弱毒性段階における穏やかで現実的な対策基準(教職員や学生の利便性をあまり犠牲にせず,また公開公園部分への来客の利用をあまり制限せずにすむ範囲で運用できるような基準)をつくっていくことができたと思う.その意味で,春の狂想曲は無駄ではなかった.
 勤務先大学はキャンパスが7箇所に分散したタコ足大学である.このうち,本土にある6キャンパスすべてでこれまでに感染者が出ていて,淡路島のキャンパスのみまだ感染者がでていないそうだ.