客人を案内する下見

 明日の午後,カナダから客人が来る.勤務先はカナダの園芸学校と交流があり,そこから学生と教員あわせて10数名がやってくる.僕は勤務先で“国際交流委員会”なるもののメンバーになっているので,客人を歓待する係の一人に任命されてしまった.客人は園芸植物や庭を専門としている人たちであるらしい.僕以外の歓待係の人が学内の庭園を案内するので,僕は学校周辺の里地里山を案内することとした.SATOYAMA Landscape と Japanese wildflowers を楽しんでもらおう.
 それで,学校の近所を赤いカブにのって下見をした.学生Nさんが「車では行けないけれど原付なら行けるとてもよいところがある」と言っていたのを思い出し,見当をつけて行ってみた.せまくて急勾配の農道をかけのぼって小高い丘の上にたち西を向くと,左斜め後ろも左も前も右も右斜め後ろもぐるり見渡す限りぜんぶ棚田,その向こうは播磨灘.かわいくて古いお地蔵さんがならんでいる.景色はいいし風はきもちいいし,ここならワイルドなサルビア(アキノタムラソウ)とかリコリスヒガンバナ)なども楽しんでもらえるだろう.麓までバスで行けば,あとは徒歩でのぼってもたいした時間はかからないようだ(原付で行ったあと,徒歩でも登り直してみた).さて,簡単なレジュメを作って歓待の準備をととのえよう.お地蔵さんって,どう説明すればいいのやら.