春の七草
10時45分からの90分間は,3・4年生を対象に.テーマは七草がゆ.
学校の近所の刈り田にでかけて行って,セリ・ナズナ・ハハコグサ・ハコベ類を摘む.それから,コオニタビラコはみつからなかったけどオニタビラコがあったのでこれを摘んで5草.ほかに,タネツケバナやタンポポ類,ヨモギ,オオバコなどを摘んで家庭科室へ.小学校は家庭科室があるので,こういう授業ではとても便利だ.
摘んできた草を種類ごとに分けて,毒草(ウマノアシガタとか)がまじっていないことを確認して,おかゆづくり.なかなかおいしいおかゆが完成した.
子供らの感想.草がおいしいとはおもわなかったのでびっくりした,とか,思ってたよりおいしかったのでまた家でもやりたい,とか,たべながらこれは何の草かなあと思ったらわくわくした,とか.でも,いまいちだとおもった子ももちろんいた.
スーパーのパック入りの七草を買わなくても,家の近所に生えていることを実感してもらえただろうか.行事につかう植物のほとんどは身近な植物だ.
先生方にはタネツケバナが好評.実際,タネツケバナは相当おいしい.ヨモギは個性が強すぎて,ほかをスポイルしてしまうことがわかった(ヨモギを入れすぎた班の子が1名,飲み下せずに苦しんで(?)いた).
春の七草の大半は冬型1年草.イネの裏で生きていくのに都合がいい生活型だ.