ピンス焼

 淡路独特のお菓子にピンス焼というものがあると教えてもらった.見た目は一口カステラだが,中のほうの生地がとろっとしているらしい.よそから来て初めて食べた人は生焼けだと思ってしまうという.しかし,中身が生っぽいものほどおいしいとされる,らしい.現地調査の帰り道,松帆のスーパーの店先で屋台が出ていたので買ってみた.はじめてだ.15個で300円.たべてみたら中心まで火が通っていてふつうの一口カステラじゃないかコレ(ただし味はひやしあめをまぜたような不思議な甘さで,一口カステラともちょっとちがう味).これはだめなピンス焼か?いくつか食べているとあたりはずれがあって,打率2〜3割くらいで中がとろっとしているのが混じっていた.もっととろとろの,究極のピンス焼をたべたい.究極のピンス焼はどこにある?