六甲山森林植物園で植物演習

 だいたい月に1回ペースでやってくる植物演習(10月2日の日記を参照).今回は六甲山森林植物園で,木本ばっかり25種の勉強をした.1ヶ月前の暑さがうそのよう.だいたいの人はフリースを着込んでなお寒い寒いといっていたが,僕はTシャツ+長袖シャツ+ウィンドブレイカ,以上でちょうど快適だった.学生の中には,説明を聞きながら,すらすらとスケッチ画を描くひとがいる.これがそれぞれの種の特徴をとらえていて,なかなかうまい.ああいう能力が僕にもほしい.

 イスノキの虫こぶで笛を吹いたら,とてもいい音でなった.虫こぶハンドブックによれば,この虫こぶはたぶんイスノキエダチャイロオオタマフシだろう.ほかにもイスノキエダコタマフシと思われる虫こぶもあった.虫こぶハンドブックは,あたらしい世界の扉をひらいてくれるおもしろ変り種図鑑の典型だと思う.

 短枝と長枝.いくつかの植物で観察.イチョウの短枝が,りっぱだった.