壊れない車

 日曜日は僕の車(チキチキマシーン1号)を車検に出した.「通常の点検のほかに,気になるところとか,直したいところはない?」と聞かれたので「うーん.絶好調だから,気になるところはないなあ」と答えた.「うそー?感覚が麻痺しとんとちゃうかー?」と車屋さん.
 チキチキ1号は,中古で買って10年10万キロをいっしょにすごしている(オドメータは13万キロにとどきそう).この車,見た目がかなりぼろっちいので,よく友人知人から「壊れない?」とか「維持がたいへんでしょう」といわれる.ところが,僕はそれほど壊れると思っていないので「いえいえ,こわれませんよ」と返事をする.たまにJAFロードサービスのお世話になるが,それは消耗品が消耗していることに気づくのがおくれたからであって,故障ではない(気づかなかったぼくが悪い).内装部品の脱落がいくつかあるが,それは「走る・曲がる・止まる」および「能動安全・受動安全」に関係ない部分(いわゆる快適装備)だから,故障にはカウントしない.そう考えると,ほんとうに僕のチキチキ1号は壊れない車だ.これからも壊れないで20年20万キロを目指そう.同じ車種に乗っている友人たちもみな一様に,(ときどき修理に出してるくせに)「この車こわれないねえ」といいつつ,20万キロ,30万キロをめざしている.愛着って,そういうもんかもしれない.(ときどき修理に出しているのは消耗品を交換しているのであって,故障ではない)