植栽基盤調査

 水曜なので選択の演習。半期をかけて小空間(庭)の制作をおこなう。規模は小さいが、調査・計画・設計・施工までの一連の流れを実践する。今回は対象地の測量と植栽基盤調査(土壌調査)。最初の1時間ほどを会議で抜けた以外は夕方までこれに付き添った。
 植栽基盤調査では、長谷川式土壌貫入試験、土壌透水試験のほか、試孔をほって山中式での土壌硬度調査を実習した。今回の対象地は学内の一角だが、造成時に土壌改良のために礫暗渠を通してある。透水試験の試孔が礫暗渠に当たってしまって、透水性が異常によかった。それでは植栽基盤の評価ができないので、穴掘りなおし。山中式のための試孔で断面をみると、表層30cmほどが有機質に富んだ「植栽基盤」で、それより深いところはマサ土をしめかためた鉱物質の「造成基盤」になってることがよく分かった。森林土壌のA層B層を見ているようだ。