CS1K

 11月13日と同じ受託研究で、南あわじ市吹上浜で調査。
 ソニーGPS-CS1Kの使い方で、ちょっと気づいたこと。GPSとカメラをケーブルで連動させた従来型のGPSカメラの場合、カメラから少し離れた被写体を狙ったとき、記録されるのはカメラの座標である。GPS-CS1Kの場合は、GPSを被写体においておけば、シャッターを切ったときに被写体の座標が記録される(正しくは、あとから画像ファイルに流し込まれる)。このため、たとえば植生調査のときに、ちょっと離れたところからコドラートとその周辺環境を撮影したときなどに、画像ファイルに撮影者の座標でなく、コドラートの座標が流し込まれるので便利だ。
 もっとも、一般的なハンディGPSカシミールを使っている場合でも同じことができるのではあるが。
 あと、この使い方には粗忽トラップが仕組まれている。GPSを置き去りにしてしまうおそれが(僕の場合)とても高い。いやー、あぶなかった。
 CS1Kで不便だと思うところはやはりその場で座標を読めないこと。2行だけでいいからディスプレイがあればいいのに。あと、精度が不明。いちどガーミンのGPSといっしょに持ち歩いて精度のちがいを確かめてみたい。それから、やっぱりカラビナでかばんにぶら下げているとアンテナの向きがわるくなる時があって、衛星を見失っていることがある(matsut氏の指摘のとおり)。アンテナが常に上向くような持ち方を考えたほうがいい。