植える

 11時ごろ、お向かいのN山さんがやってきてタケノコほりにおいでと誘ってくださったので一家総出で掘らせてもらいに行く。うちは畑で使う鍬をもっていったが、タケノコ用の鍬はそういうのじゃないと教わる。N山さんが持っていたタケノコ専用の鍬。頭が細くて長くて重い。タケノコの周りを少し掘り下げてからねもとめがけて振り下ろすと、それほど力をいれなくてもタケノコにすっと食い込んでいく。用途に応じて磨き抜かれた道具は使い心地よく美しい。
 天気予報は夜から雨という。雨が降る前に、これまたお向かいのN山さんから頂いた馬糞堆肥を畑にひろげていく作業。畑の片隅に積み上げている山からネコ車に移し、畑のあちこちに小さな山を点々と。全部はおわらなかったが、まずは半分ほど。それから、日が暮れる前に果樹の苗を植える。たしか先月だったか、レモンとみかんとゆずを1本ずつ植えた。その後、うまく着かずに枯れたかと思っていたけど、あたらしい芽吹きが出ていた。このまま復活してほしい。今日はすだちを1本とクリを3本。入植時に荒れ果てていた畑を果樹園にするつもり。うまくできるかどうかはさっぱりわからない。どうなることやら。
 夜には予報どおり雨が降り出した。植え付けた苗には恵みの雨。風がつよすぎるのはあまりよろしくない感じ。