じむてきな、きゅうくつな

 午前中、休みをとって運転免許証の更新に行く。即日交付でなくてよいなら島内の警察署でできるので淡路警察へ行った。適性検査と写真撮影で今日はおわり。あとは1カ月後に30分の優良講習をうければ交付される。優良講習は月に3回しかないので、それに日を合わせないといけない。神戸や明石の即日交付だと日曜も受付あったらしい。そっちにしてもよかったな。
 それからみなと銀行へ口座を廃止しに行く。半年ほど前にみなと銀行から実家にはがきがとどいてて「このまま取引や連絡がなければ休眠口座扱いにする」と知らせてくれた。みなと銀行の口座に覚えはない。みなと銀行になる前の阪神総合銀行や兵庫銀行に口座をつくっていたのかもしれない。どっちにしても記憶はない。そのはがきを窓口で出してしらべてもらった。どうやら僕が高校生のころに口座を開設していたらしい。そんなことをしたような気もせんでもない。よく覚えてなかったけど1万円ちょっと残高があるという。実家の住所にはがきがとどいたのでよかった。もし大学生のころに口座を作っていたら、下宿の住所を登録したことだろう。その場合、お知らせはがきは銀行に舞い戻るから、僕はその口座のことを思い出すこともなく、知らない間に休眠口座として銀行のものになるところだった。いや、気づかないだけで、そういう口座をもしかしたら僕はもってるのかもしれないけど、たしかめようがない。
 そんな古い口座、通帳も印鑑もない。廃止するために、いくつかのステップが必要だった。まず、昭和60年当時は本人確認をしていなかったとのことで、今回あらためて本人確認をおこなった。紛失した印鑑にかわって新しい印鑑を登録した。当時とは住所がちがうので住所変更届をした。それからようやく廃止のてつづきに入れた。10分か20分ほどのために、この口座のあらたな印鑑を登録したり住所変更したりするのはなんか可笑しいけど、銀行からしたら手続きのために意味があるんだろう。
 上記の本人確認をするときに窓口の人が免許証のコピーをとって奥へ持って行ったが、いったん差し戻されて再提出をしていた。聞けば、免許証の裏面に警察が押してくれた「優良運転者」のハンコが「個人情報」にあたるらしくて、そこを消したコピーに差し替えるためだとか。なにそれ。コント?