下見

 1限はゼミ。oqさんが今週末の市民講座で講演をするので、その内容を確認。これまでの聞き取り調査をざっくりとまとめている。これをみると、地域の人達が身近な木の実をどのように認識していたかがよくわかって面白い。方言名だけを聞き取っていて正体不明の樹種が4つほどある。ぶろぎ。ぐろえ。よしのぐみ。うまのばりばり。今後の謎解きに期待がふくらむ。
 ゼミがおわってすぐ、来週月曜にM小学校で行う環境学習の下見で、生田・長沢へ。このあたりは、淡路島でも屈指の美しい農村景観がみられる。育波の「いこい」で早めの昼食をとってから、Google Mapの航空写真で当たりを付けておいた神社付近に車をとめ、集落を散策。フユイチゴの結実が始まっている。ムベやイヌビワがよく熟れている。今年、淡路島はシイの凶作年だが、さがせば結実している個体もちらほらと(一方、コナラはものすごい豊作年)。エビヅルもまだ樹上に残っている。このコースなら楽しい授業ができそうだ。下見のための散策をしていると、いろいろな生き物に出会える。生き返る心地。
 村の道で竹の杖をついて歩いていたおばあさんと立ち話。oqさんが木の実利用についての聞き取り調査を実施。幼少の木の実体験を楽しく聞かせていただく。
 下見を終えていそいで職場にもどり、学校運営(地域貢献)関連の会議。会議がおわって、明日の授業準備をしていないことに気付く。家に帰ってやろう。
 



メジロが熟柿をつついていた。種子散布には貢献せず、くいにげ?