島の南の砂丘にて

 ちょっとしたアイディアがあって,さっさとやったほうがいいということで,島の南の砂丘に調査にいってきた.ターゲットの植物が5種類ほどあるうちの1種類はもう個体によっては完全に落葉してたからさがすのに手間取ったが,それでも思ったよりたくさんみつかっていい具合に調査できた.ベルトトランセクト2本(合計120メートル)で植生調査と毎木調査をやったらもう夕方になった.あとは25個のコドラートを任意に設置して植生調査をやって,毎木調査をやって,全天写真を25枚ほど撮影したら完了するつもりなんだけど,次はいつ行けるん?たぶん作業量としては朝から晩まで1日分なんやけど,12月はヤラネバがいっぱいあって,やりたいこともいっぱいある.
 今日は風がよわくて,おひさまがぽかぽかしていて,フリース着てたら暑くなったから途中で脱いだくらいの陽気.12月やというのにまだまだフィールドワークができる瀬戸内海はありがたい.
 藪のような過密なマツ林をバキバキと枯れ枝をおとしながら行進していたらカンコノキがあった.なかなかハンサムな樹形の個体だった.僕は淡路島でカンコノキに会うのははじめてなのでちょっとうれしかった.ふしぎなカタチのはっぱ.でも写真なし.今日は調査だというのにカメラをわすれていった.現地に着いてからびっくりしました.
 それから,もしかしたらナガエノホコリタケかもしれないキノコもみつけた.さいしょはノウサギのうんちかと思った.そんなくらいの色とカタチと大きさだった.でもカメラわすれていったから写真がない.いっしょにいった学生(じゅるたそ君)は写真撮ってた.うらやましかった.さらに,夏にさいていたハマウツボはいまだに枯れたまま立っている.もう倒れる気などさらさらないみたい.写真とりたかったけどカメラわすれていったから写真ない.