はげ山ふたたび

 午前中は,この夏に訪れたはげ山を再訪.夏に花期でなかった植物をみるためだ.フロラ調査を実施.
 ウンヌケ,ウンヌケモドキなどがちょうど花期〜果期でフィーバー.これらの見わけを検討している最中にありえない間違いを僕が犯して同行のメンバーを混乱のどん底にたたきこむ.いやほんとにもうしわけなすび.ついでにホソバリンドウの花をはじめてみた.とても可憐.はげ山のふもとに湿地あり.放棄じゅるたか?チゴザサやスイランやサワヒヨドリ.ほかにイヌノヒゲの類があったが標本をとらず.もちかえってちゃんと同定するべきであった.はげ山の草原はおもしろい.また来たい.
 午後,西播磨へ移動.コヤスノキを観察.トベラそっくりな果実と葉脈.でも葉の形がぜんぜんちがう.ふしぎな植物.さらにそのあたりをうろうろして,手ざわりふわふわのグミをK君がみつける.夜に同定をしてナツアサドリと判明.分布域がかぎられるおもしろいこたち.
 実りの秋はタネ標本を収集したくなる季節.夜にホテルでタネ標本を整理した.シオデ.黒く熟した実をむくと,なかから真っ赤なビーズのようなタネがでてきて感動した.