チョーク

 学生に貸し出し中のカブ。エンジンがかからないとのことで見てみた。チョークレバーをひきっぱなしになってる。その状態で乗ってたらしい。点火プラグをはずしてみたら案の定まっくろ。真鍮ブラシで磨いてから戻したらエンジンはあっさりとかかった。しばらくアイドリングしたのち空ぶかしをしたら、マフラーから黒煙がぼふぼふと出てきた。たまってる煤をふきとばしてるようだ。いつまでたっても黒煙がとまらない。高回転まで吹けきらないのはまだマフラーが煤で詰まってるせいかもしれない。学生はチョークを知らなかったようだ。たしかにいまどきの車にもスクーターにもチョークレバーなどついていないので知らなくても当然か。いまは教習所でも教えてないのかもしれない。