市民講座の講師

 10時過ぎに吹田の市民団体と市役所の方々が到着。僕が授業の一環として実施している半自然草原の移植保全実験についての説明と、淡路島の里地の自然(とくに畦畔草原とため池)に関するレクチャー。こちらの市民団体の方とのおつきあいは今年で3年目。熱心な方々で、地域ですばらしい活動をつづけている。
 午後は、実験地の見学。もともと外来種だらけの造成斜面だった場所だが、この日は播種で導入したウツボグサが花期を迎えていてきれい。ネズミムギの早期刈取りの効果は見てすぐわかるほど顕著。一方で、不自然な草原の外観(下記)にとまどう僕。自分でやっておきながら。
 見学の2か所目は学内のため池。オオフサモの繁茂状況と、これを抑制するヒント。
 見学の3か所目は学校近辺の湿田、休耕田とその周辺の畦畔。こちらの市民団体は草原生植物の保全に興味があり、淡路島の種の豊かな畦畔を興味深そうに観察していた。