ANA1659浪漫飛行

 ANA1659伊丹空港発、新潟行。機材はダッシュ8のQ400。胴体が主翼にぶら下がる構造なので、どの窓からも翼に邪魔されずに地上がみえる。しかもプロペラ機なので飛行高度が低い。景色を楽しむのにうってつけの機種。朝10:20に離陸。このルートで飛行機にのるのは初めて。早割で切符を申し込んだときは通路側しか選べなかったから選ばずに当日まで放置してたら、ラッキーなことに空港でのチェックイン時に窓際を選べた。放置するもんだ。後方窓側を選択したら右側の窓際をあてがわれた。
 
 かなり視程のよい晴天。全行程を通して地上が見え続けた。たまたま僕の前の席に座ってた友人Y川君とともに興奮しまくってた。Y川君は窓を開けたいとか言い出して、それはまったく同感だった。あまりにこの2人がうれしがってたからか、途中でCAさんが地図を持ってきてくれた。ありがとうございます。

 印象深かった風景は多々あった。離陸直後の神戸の市街と六甲山、大阪湾の埋め立て地と緑地の分布、京田辺付近の里山や木津川、野洲・日野・愛知の各流域、御池岳・藤原岳・霊仙山、濃尾平野木曽三川

 しかし、なによりも圧巻だったのはつぎの3つ。
御嶽山中央アルプス南アルプス、富士山が一直線上に並んだ惑星直列。
北アルプス稜線を低空飛行で超えるときの雪田・雪渓と風衝荒原。亜高山帯の雪崩地の草原らしき植生。
・新潟平野の一面の水浸し。田植え直後の広大な水田地帯はあたかも巨大な氾濫原か、釧路湿原すら凌駕する広大な湿地帯。

 あまりにも贅沢な遊覧飛行で、興奮しまくって、おなか一杯。このあと調査があるのはわかるけど、もうこのまま帰ってもいいや、っていう気分になってた。

(6月4日写真追加)

木曽御嶽、中央アルプス南アルプス、富士山が直線状に連なる。


北アルプスを低空飛行で越える。稜線の西と東での雪のちがい。谷筋の雪渓。


新潟の水浸し.この写真を撮った直後にシートベルトサイン点灯。水浸しの風景はちゃんと撮れず。