エボシガイ属
昨年の秋に近所の海岸で撮った写真.漂着物に付着していた二枚貝のような生き物.でも二枚貝じゃなさそうな生き物.現実逃避の課題としてしらべてみたら,どうやら固着性甲殻類エボシガイの仲間らしい.固着性甲殻類とは,フジツボとかカメノテの仲間のことだ.たしかに,これカメノテに雰囲気はにている.でもカメノテよりはなんかしゅっとしててかっこいい.
すっかり忘れてたけど,この写真をとったとき,これを拾って持って帰ってたような気がする.そう思って部屋の中をあさったら,部屋の片隅につくねてあったビニール袋の中からでてきた.写真ではオレンジ色の浮子に付着しているが,採集から約8ヶ月たった今,ぜんぶ脱落していた.
このオレンジ色の浮子は長さ87mmで「ShouFa No.3A」との陽刻がある.僕はこの浮子とそっくりなカタチで繁体字の漢字が刻まれたものを拾ったことがあって,それは台湾のものだった.このShouFaと刻まれた浮子も台湾のかな.台湾のどこかから淡路島まで流れてくるうちに,エボシガイのあかちゃんが付着してここまで大きく育ってきたのだろうか.あてのない旅をする子達だなあ.
こんど漂着したてのこれをみつけたら,海水をバケツに汲んで,浮かべてみたい.触手 蔓脚*1とかでてきたらおもしろそう.
この写真をみていたら,固着性甲殻類のことをもっと良く知りたいと思いはじめた.固着性甲殻類のことについて,僕はあまりにも何も知らない.なんかいい本ないかなと調べてみたら,おもしろそうなのがあった.欲しい.版元のこの本のページでMORE INFOのボタンを押したらますます欲しくなった.
欲しいと思う気持ちがかなり強いので,たぶん今日の夜中ごろに妖怪ぽちっとわらしがやってきて,こっそりamazonで注文すると思う.おそるべし.妖怪ぽちっとわらし.
- 作者: 倉谷うらら
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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