だれそれ

 昨年度の受けもち学生2名のうち,やらかし系だったN君.調査野帳を洗濯して溶かしたり,いっしょに行く予定の調査に僕を置き去りにして行ったり,ほかにもいろいろなやらかしが山ほどあって,大変だった.でも,人が好きで,人当たりがよく,好奇心旺盛で,研究対象への興味は人一倍で,農家の方への聞き取り調査ではものすごくチカラを発揮した.社会ではたぶん本人の長所をいかして活躍してくれるだろうという期待はしている.
 その彼の修論を読み返してみた.某学会の投稿締め切りが3週間後くらいに迫っていて,できればそこに出したいと思ったからだ.イントロを読み始めて脱力した.修論指導はワードの校閲機能をつかってやっていて,最後の最後は機械的な修正のみを指示して「あとは任せた」状態にしたのだった.その後をみなかったことをちょっと後悔.ちょっと反省.修正指示をそのまま印刷していようとは.痛恨.

↑↑ これ,ドラフトじゃなくて,製本して大学に提出したバージョン.赤線は写真とるために僕がいま引いた.