3日目は淡々と

 朝,ホテルの周りを散歩した.モッポ駅まで徒歩4分だった.こんな近いのに一昨日は何10分もさまよったのか.
 泊まっている宿は学会会場から離れた旧市街地にある。毎朝オーガナイザーが用意してくれたシャトルバスで会場へ向かう。会場に着いたら夕方のバスまでは会場に軟禁状態(タクシー呼べば帰れますが).会場周辺はほんとに何もない.一日オーラルセッション見たり、ポスター見たりで過ごす.
 草原仲間Kさん,畦畔の立地タイプによる植生の微妙な違いを表現するための解析.この人ほんとに天才.某博物館K君の海浜生絶滅危惧植物の種子生態.神経質そうなこの植物の性格をきれいに示す.鹿児島大Kさんの津波後の海浜埋土種子相.リーズナブルな結果.自分の過去のテーマや受けもち学生の研究とも関連する.まだ成仏させていないパートを早く書こう.そういう刺激をうけた.徳島大の修士の学生O君のマルチスケール解析.大スケールで見てはじめて見えてくることは何があるだろう.そこが楽しみ.フィンランドのKさんは世界遺産となっている海岸要塞の土手の植生.一昨日の墓地の発表を見に来てくれたとき,フィンランドには世界遺産の要塞に絶滅危惧種が残ってるよ,と教えてくれたので聞きに行った.写真がなかったのでイメージがつかみにくかった.やっぱりマクロ生物系研究の発表では写真大事です.
 夕方から懇親会.立食ではなくテーブルで.ただし,料理はバイキング形式.最初に韓国舞踊のパフォーマンスあり.豪華や.おいしい食事をいただきながら歓談.途中でサプライズ企画,ミュラードンボイ博士の誕生日のお祝い.この業界のスーパースターの87才(?)の誕生日を会場全体で祝う.おおむね素晴らしい懇親会.