肉をもとめて

二晩つづけて海産物をたべたので今日は肉が食べたい。肉、肉、肉。とmatsut氏が強行に主張するので、草原なかまのKさんと農工大のOさんとmatsut氏と僕、4人でモッポの街をさまよった。海の近くより駅の近くがよかろうとさまようが、おしゃれな洋服屋さんやアウトドア用品屋さんやブランドのお店ばかりで食べる店がない。中心部をすこしはなれると食堂などがある。でもどれが焼肉屋かわからない。matsut氏の iPadで肉という意味のハングル文字を覚えて、その文字の看板を探してあるくがみつからず。テーブルごとに鉄板がしつらえてある食堂をはっけん、ここなら肉くえるんじゃないかとその店にはいってみた。
Kさんはハングルの音読ができる。メニューをみて「どのメニューも゙なんとかカルビ゙と書いてある」という。これは肉にちがいない。肉、肉、肉。値段をみて適当に注文。
でてきたのは、海産物たっぷりのすき焼きのような炒め煮料理だった。味付けはコチュジャンベースか、ぴりから。ほかに、もやし大量、チキンがいくらか。店のおばちゃんがテーブルで調理してくれる。すこし食べてみたらとてもおいしい。 これはご飯がすすむくん。僕の知っている数少ない韓国語語彙を駆使して、パッ(語尾は母音なしのp)をください、と言ってみたら、どうやら「ごはんはあとから鍋にまぜるからまってなさい」的なことを言われた。半分くらい食べ進んだところでごはん登場。海苔たっぷり。これをこの鍋に投入して、混ぜ炒める。平らに敷きならして少し焦げるのを待つ。これをへらでこそげて食べる。香ばしくて、魚貝の旨味と唐辛子の辛味がごはんにしみこんでいてたいへんおいしい。
ほどよく満腹になった。ビール一杯のんで、一人当たり1000円弱。これはすばらしい。
翌日、このとき食べたものがダッカルビだったと知る。